ある時「十二支のはじまり」と言うマンガの本をもらいました。神様が動物をあつめて言いました。「新年のあいさつに来なさい。一番早く来たものから十二番まで、順番に一年間ずつ動物達の王様にしてやろう。」その日には順番にそれぞれの十ぴきの動物が来ました。しばらくすると、神様がでてこられて、もんばんに言いました。「初めは十二番までにしようと思ったが、今日はいろいろ忙しいので、十番まででいいだろう。もう門を閉めてよい。」そこへイノシシと犬が見えてきました。どちらも早かったけどいのししは犬をぬいて、走って来ましたが、急に止まれませんでした。どしん!閉まりかけた門のとびらに、頭からぶつかってしまいました。とびらに大きな穴を開けて、転がってしまいました。その穴から犬がかけこんで行きました。こうして、犬は十一番,イノシシは最後の十二番になりました。兄は犬年に生まれて、私はイノシシ年に生まれました。兄はこの本を読んでからこう言いました。「ああ!分かった。だからいつも一緒にいるんだね。私より一年あとに生まれてくれて、よかった。障害があった時にはあなたがイノシシみたいにその障害を取り除いてくれるでしょう。」
ある時私は中国に行きました。飛行機の予約をしていた時に兄が言いました。「中国行ってから帰りに日本へちょっと寄ってくれない。私の恋人の両親が外国人と結婚することにはんたいしてる見たいだから私が行きたくてもまだ見こみがないと思うけど、エバがあいさつに行ってくれたらたぶん考えを変えて、私にチャンスをあたえてくれるかもしれない。」私はこれを聞いて緊張しました。私が失敗したら二人は別れてしまうかもしれないと心配しましたが、すべてうまくいって二人は一年後に結婚しました。二人が結婚した時、私は本当にほっとしました。
兄はいつも私にアドバイスをしてくれたり、元気づけたりしてくれました。私達はよく私達の回りで起こっていることが分からないことがある。でも、分からなくても自分達がしなければならないことはしなくてはいけない。それぞれの人にしか出来ないことが必ずあるのだから。このことが分かれば責任感 の意味も分かってくる。でも、そのためには勉強しなければならないといつも言っていました。 自分の仕事を楽しんですると上手くいくと思う。皆は映画でヒーローを見るのが好きでしょう。いくつ難しいしょうがいがあっても、最後にはヒーローが勝つのが分かっているから私達は安心できる。私達もそういうふうに他の人を見るように自分を見て、自分のやっている事が好きかどうか考えた方がいいと思う。 上手くいかなかった時にはどうして上手くいかなかったか、考え込むよりどうやって解決するか考えて行動する方がいい。そうすることによって、自然に上手くいくようになる。」とも言っていました。兄はこの考え方で最後まで行動していました。兄が小学生の時休みの日には知的障害児に折り紙を教えに行ってました。その子供達は折り紙を楽しんで、とても上手に作っていたそうです。
大学を卒業して、日本へ留学しました。名古屋工業大学の研究生として、した最初のプロジェクトは医学に使えるロボットのシステムでした。このロボットは手足の不自由な人の手足となって、働くロボットです。兄の頭の中にはもっといろいろなプロジェクトがあったと思いますが、それをやりとげることは出来ませんでした。二六才の幸せな兄が名古屋でクモ膜下出血で亡くなりました。私は兄のために障害になる門を取り除いてあげることは出来ませんでしたが、兄からいろいろなアドバイスを残してもらいました。今日皆さんと兄からのアドバイスを共有したいと思います。兄のことを知っている皆さんはホセのことを思い出す時悲しいと思うより、兄が皆さんと知り合えたことをとても嬉しく思っていたということを知っていただきたいと思います。


